山龍グリーン通信 3月号
皆様こんにちは!ようやく暖かい日が増え、過ごしやすい季節となってまいりました。
さて、今回は「ハーブ」を取り上げたいと思います。
ガーデニングの楽しさとともに、収穫の喜びが味わえるハーブ栽培。もともと雑草だったハーブは初心者にも比較的丈夫で育てやすいものが多く、気軽に栽培できます。四季折々、季節のうつろいを感じながら生長を見る喜びは私たちの体にもよい刺激となりますね。
ハーブ!育ててみたいけど、何がいいか分からない……。
そんな場合は、後ほど紹介する3種類のハーブ「バジル・ミント・カモミール」から始めてみてはいかがですか?
お料理からティー、コスメ、バスまで使える万能選手です。初心者にも楽しめ育てやすいハーブです。
まずは、基本中の基本「土づくり」からマスターしましょう。
植物の根は土の中で養分や水分を吸収しながら生長を支えています。そして、光合成によりでんぷんを作り出し、葉脈を通って茎へ、さらに根に運ばれます。根っこが元気に根付くためにはでんぷんと土中の酸素がしっかりと結びつくエネルギーが必要なので、エネルギー源をしっかり確保することが大切です。
- 土の中に十分な酸素が含まれること
- フカフカな土であること
- 水はけがよいこと
- 保水性がよいこと
- 通気性が良いこと
これらが揃えば、丈夫なハーブがどんどん育っていきます。最近では、ブームもあってか「市販の用土」が出回っています。中でも「ハーブ腐葉土」は手に入れやすく便利なので、お庭での栽培用だけでなく、ベランダやキッチンでも使えるので、簡単なコンテナ栽培をという方も使ってみてください。
続いては、種まきか、苗から育てるかです。
ハーブは苗から育てたほうが失敗は少ないですが、沢山の収穫をするのであれば、種まきの方法を知っておくと良いでしょう。ハーブによって種から育てる方法も2種類ありますので、育てたいハーブがあったら本などで確認してみてください。
では、おすすめのハーブ3種について触れましょう。
「BASIL バジル」
バジルは、シソ科メボウキ属の一年草です。バジルは外ですと冬には枯れてしまうので1年草となっていますが、冬に室内や温室で育てると枯れたりせずそのまま生育します。ただ香りが薄くなったり変わったりしますので基本的には毎年春に種や苗から育てたほうが良いでしょう。毎年4月ころから園芸店などでお目見えします。元気な苗を購入して育ててみてください。
「MINT ミント」
ミントにはスペアミント、ペパーミントなどの種類があります。好みで育ててみてください。ミントはミントの一種でシソ科ハッカ属の多年草です。さわやかですがやわらかな清涼感がある香りがします。茎や葉を収穫してフレッシュハーブティーに、また、お気に入りのドリンクやスイーツに浮かべて香りを立たせるのも良いですね。特にスペアミントは食欲増進効果や頭をスッキリさせる効果があります。スペアミントの苗は毎年4月に入った頃から園芸店などに並びますのでこれからの時期、楽しめます。
「CAMOMILE カモミール」
カモミールはヨーロッパから西アジアにかけて分布しているキク科の一年草です。ギリシャ語で「地上のリンゴ」という意味があります。その通りにリンゴに似た甘い香りのするハーブです。種類としては、ジャーマン種、ローマン種があり、ローマンカモミールは「香りの芝生」として庭の一部に使われることもあり、私ども山龍でもお客様からガーデニングのリクエストを頂くとローマン種をおすすめすることがあります。
種まきの時期は4月で、ちょうどこれから。5月には花を咲かせ、摘めばつむほど長く花を楽しむことができます。早秋にも種まきが出来、秋後半には収穫が出来るのでガーゼに包んでお風呂に入れたり、スチームパックを楽しむことも出来ます。
・・・ハーブについてはまだまだ触れたいこと<肥料、害虫や防寒など>がありますが、続きはまた次回以降に。
これからの季節おススメですよ。ハーブ栽培はいかがですか?